2021:超絶機巧 すごロボ

The Great Penguins Show

全国大会 デザイン賞受賞

地区大会 株式会社安川電機 特別賞 受賞

愛らしいペンギン達がペンギンショーに挑戦します!倒立振子という仕組みで、2つのタイヤだけでバランスを取って走り回ります!滑り台や起き上がりなど楽しいすご技がいっぱいです!応援よろしくお願いします!

翔け!ピヨ助

地区大会 ローム株式会社 特別賞 受賞

我々の住むこの地球には多種多様な動物が生息しています。あそこにいる鳥は何でしょう?箱鳥です。箱鳥の奇妙な生態を紐どいていきましょう。

2020:はぴ☆ロボ自慢

全自動ロボット

チアロボ

全国大会 アイデア賞受賞

地区大会 最優秀賞 受賞

大分高専Aチームは、「パラバルーン」に挑戦します!「パラバルーン」とは、直径数mの円形のバルーンを、集団でタイミングよく上下や回転させたりして遊ぶレクリエーションのことです。今回、「チアロボ」は全国のロボコニストを応援するためにバルーンを使って色々なパフォーマンスを見せてくれます。勢いよく広げて上に置いてある紙吹雪を飛ばしたり、揺らしながらロボットたちが回ったり、ひっくり返して文字を表示したり。4台のロボットが音楽に合わせて動いて繰り出す演技にご注目ください。

手動ロボット

ローリングどっかんGO

特別賞(ローム株式会社)受賞

BチームのテーマはLEDを回転させて絵や文字を表示させる「バーサライタ」です.このバーサライタを用いて花火を再現します.今年は,各所のお祭りが開催中止となったこともあり,花火を見ることができなかった人達も多かったと思います.そのためロボットで綺麗な景色を再現したいという強い思いから,このアイデアに至りました.1台でのパフォーマンスはもちろんですが,今回は3台のロボットが協力し合って1つの絵を完成させるというスゴ技に挑戦します!!

半自動ロボット

ロボット★音楽隊

地区大会予選出場

可能な限り人に近い動きを追求し、より本格的な演奏ができるよう、ロボットの各機構を制作しました。ピアノを弾くロボットにおいては指一つ一つに個別のアクチュエータを設け、それぞれを制御することによって滑らかな演奏を実現します。また、ロボットはマーチングのようにフィールド内を動き回りながら演奏し、視聴者の耳だけでなく目も楽しませます!小さい子供からご高齢の方まで世代に関係なく、人々に感動を与えられる音楽。今、たくさんの人が感じている窮屈感や緊張感を少しでも和らげハッピーになれるよう、最高の癒しをお届けします!!

手動ロボット

ロボットイレブン

地区大会予選出場

大分高専Dチームはカブトムシとクワガタに見立てた,小型多足ロボットでのサッカーの試合に挑戦します。アピールポイントは、白熱するロボット同士の試合模様、人間には到底まねできないロボット独自のボールさばき、スペシャルシュートです。あと何といってもかわいく、シャカシャカ動くロボットの足です。新時代のサッカーをご覧ください。

2019:らん♪ RUN Laundry

手動ロボット:カニー

自動ロボット:モンキー


令和さるかに合戦

全国大会ベスト8(準々決勝進出)

地区大会 デザイン賞受賞

令和初のさるかに合戦はまさかの共闘です!

カニー(手動ロボット)は自慢の鋏ですべての洗濯物を掴み取り、モンキー(自動ロボット)は木を登り、バスタオル、シーツを掛けます。

シーツでは乾きやすい片掛け(シーツの長辺を物干しざおに固定する掛け方)を全国で唯一採用し、高く評価されました。

協力した二匹の力で地区大会ではデザイン賞、全国大会ではベスト8を獲得しました。

手動ロボット

自動ロボット

宇宙(BIG BANG)

地区大会予選出場

手動ロボットがユニークな機構で洗濯物をつかみ、自動ロボットがダイナミックに竿をまたいでシーツを掛けます。

2018:Bottle-Flip Cafe

手動ロボット:サメー

自動ロボット:カニー 

Wait Less 

予選リーグ出場

昨年度の「マリンビート」が海の生き物をテー マにしていたことから引き続き、海の生き物で 海中レストランをテーマにしました。また、鮫の 強靭な牙でどのチームにも負けないという願 いからこのモチーフにしました。

サメーは2種類の空気圧を切り替え,エアシリンダで固定テーブ ルに射出,安定して 最速タイム5秒を叩 き出します。 

カニーは蟹の硬い殻でチー ムをトラブルから守るという願いからこ のモチーフにしました。

エアシリンダを用いて、移動テーブル と二段テーブルにペットボトルを立て ます。また、展開機構でテーブルの高 さに合わせて射出機構の高さを正確 に調整することが出来ます‼  

.pet (ドットペット)

地区大会準決勝進出

ロボット名の「ドット」と「ドット絵」をかけてロ ボットの側面に,ロボットの動きや機構の仕組 みが簡単にわかるようなドット絵をデザインし ました.

エアシリンダーを用いて高速かつ確実に固定 テーブルにペットボトルを立てることが出来ま す!また,モーターを使って人間のボトルフ リップのような動きにも挑戦しました.

7本のエアシリンダーを使って,移動 テーブルと二段テーブルにペットボト ルを立てます.2.4mのテーブルには 最大で4本のペットボトルを立てること が出来ます! 

2017:大江戸ロボット忍法帳

マリンビート 

shrimpⅠ、shrimpK

地区大会優勝 ロボコン大賞

全国大会2回戦進出

特別賞(本田技研工業)受賞

海を生き抜く力強いエビをコンセプトにしたデザインとスムーズな動きを備えたロボットがAチームのマリンビートです.

2017年度の競技「大江戸ロボット忍法帳」のルールはフィールドに取り付けられた風船をはやく割ることが必要でしたが,マリンビートは全長1.2mに及ぶ長い触覚ですばやく風船を割り10秒以内で試合を終了させることができます.

ロボット名の「マリンビート」は,嵐の海を思わせる様な荒く力強い動きと,どんな姿にも形を変える海水の様な柔軟性を兼ね備えたロボットであることから名付けられました.

九州・沖縄地区大会では念願の優勝を果たし,全国大会では2回戦敗退を喫しましたが,

大分高専初となるロボコン大賞を獲得しました.

更に、本田技研工業株式会社様から特別賞を頂きました.

文章 2017年度Aチーム司令塔


Phoenix

鳳凰 、朱雀

地区大会準々決勝進出(ベスト8)


2016:ロボット・ニューフロンティア

極雅

地区大会ベスト4,技術賞受賞

「高く砦を積み上げるためのロボットの精密な動作」を極めていこうという心構えの気持ちを込めて,最果てを意味する「極」と高く積み上げた砦の美しく上品で優雅な様子を「雅」にたとえて「極雅」という名前にしました.
ロボットの側面には大分にゆかりのある武将・大友宗麟の家紋と,別府竹細工の六目編みをモチーフにしたデザインが施されています.

「極雅」は「極」と名付けられた建築ロボットと「雅」と名付けられた積載ロボットの2台で200mm×300mm×400mmの直方体のブロックを高く積み上げます.

積載ロボットはフィールドに配置されたブロックを1度に最大8つストックして,建築ロボットに渡します.建築ロボットはブロックを6つまでストックすることができ,受け取ったブロックを高く積み上げていきます.およそ10秒で1段分高く積み上げることができます.

このように2台のロボットが協力して留まることなくブロックを積み上げていきます.
2台で積み上げたブロックは最大で1.8mにもなります.

九州沖縄地区大会ではベスト4,また技術賞を頂きました.

文章:2016年度Aチームリーダ

烈覇

地区大会優勝 全国大会準優勝


燃え上がるようなデザインとスムーズでダイナミックな動きを備えたロボットがBチームの烈覇です.

ロボット名の「烈覇」は勢いが激しいという意味の「烈」と,ロボットが新大陸を制覇する様子から,制覇の「覇」を取りました.そして,勢いよく砦を建築し,新大陸を制覇するという意味を込めて「烈覇」という名前にしました
チーム名の「烈覇」はこの玉網の名前が由来という噂があるようですが,真相を知るものは誰もいません. 

2016年度の競技「ロボットニューフロンティア」のルールはブロックをより高く積み上げる必要がありましたが,ロボットを上に高く伸ばすことは至難の技です.
ですが烈覇はブロックを持ち上げ,下に差し込むことでロボットの高さに影響されずに積み上げることができます.

また接地不可能な海ゾーンを渡る際に釣りに使われる玉網を橋として使っていることも特徴です.
この玉網の長さが約8mあり,フィールドを跨ぐ様子は圧巻です.

九州・沖縄地区大会では念願の優勝を果たし,全国大会では決勝戦再試合で敗れ惜しくも準優勝でした.

文章:2016年度Bチームリーダ

2015:輪花繚乱

輪射るどSPEED

地区大会ベスト4,技術賞受賞 ※2017年度解体

Aチームの輪射るどSPEEDは輪投げを素早く1本1本確実に決めていくロボットです.

ロボットの名前である「輪射るどSPEED」は縦横無尽に動き回る様子をワイルドと表現し,
「ワイルド」の「イル」は狙った目標は外さない「射る」と掛けています.
さらに「素早い動き=スピード」ということでロボット名を「輪射るどSPEED」と名づけました.

このロボットの射出機構について,
自チーム側はエアシリンダの先端にプラスチックダンボールを取り付け,その上に輪を載せて飛ばしています.
中央・相手チーム側は荷造り用のゴム紐を利用しており,それを引っ張って輪を飛ばします.
命中精度を高めることが難しく,輪を発射するレールとその周りの部品は何度も何度も作り直しました.
解放機構は位置を変えることができ,ストロークを調整し飛距離を調整することができます.

移動機構はメカナムホイールを用いており,全方向に自由自在に移動することができます.

自チーム側ポールはセンサを用いてポールを検出し,移動しながら輪を入れていきます.
中央ポールは1本ずつ輪を入れることもできますが,直径約1mの大きな輪を使うことで2本のまとめがけをすることもできます.
自チーム側・中央ポールの後に一度スタートゾーンに戻り,解放機構の位置を調整し相手側ポール用にストロークを調整します.
そして射出の充填をして相手側ポールを狙っていきます.
メンバーが手で引っ張り,射出の充填をしています.

このロボットはVゴールをすることもできます.

九州沖縄地区大会では素早く確実に輪投げをし,相手の妨害することで準決勝まで進みました.
また,自チーム側・中央ポールを17秒でクリアし,確実に決めていくところが評価され,技術賞を獲得しました

文章:2015年度Aチームリーダ

Golgoole

地区大会ベスト4,アイデア賞受賞、

全国大会2回戦進出

豪快な輪投げと,ダイナミックな動きを備えたロボットがBチームのGolgooleです.

このロボットは今回のルールの中央ポール3本まとめ掛けをすることを目標としています.

ロボットの名前にもあるGolgooleは,ロボットが大縄をぐるぐる回す様子から来たもので,大会ではそのダイナミックな輪投げを観客の皆さんに披露しました.


のぐるぐる回すというアイデアは部員の手で輪を投げてみて,どの飛ばし方が良いかを考えた結果です.上手く飛ぶまで,試行錯誤を繰り返しました.

試合では,自チーム側のポールはセンサーを用いた自動制御で,正確かつ迅速に輪を入れます.そして,自チーム側のポールを入れ終わると,このGolgoole最大の見せ場である中央ポール3本まとめ掛けをします.

地区大会では,全試合で3本まとめ掛けを成功し,圧倒的な得点力を見せつけました.試合ではその得点力で準決勝まで勝ち上がりましたが,今回のルールの特徴であるVゴールで敗北しました.

ダイナミックな輪投げが評価され,地区大会ではアイデア賞を受賞し,見事全国大会出場を決めました.

全国大会では様々なトラブルもあり,十分な結果は残せなかったものの次につながるロボットだったのではないかと思います.

文章:2015年度Bチームリーダ

2014:出前迅速

お食事処めじ亭

地区大会ベスト4,出前迅速賞・特別賞(田中貴金属グループ様)

全国大会1回戦出場,出前迅速賞受賞 ※2017年度解体

優勝を目標に製作したロボットがAチームのお食事処めじ亭です.

出前ロボットは「屋台」をモチーフとしております.
一度に30段の蒸籠を運ぶことに挑戦しました.

装飾には,大分の県鳥であるかわいらしい「めじろ」が乗っており,めじ亭と書かれた「のれん」が掛けられています.

ロボットの装飾とメンバーの衣装は全て手作りであり,ロボット研究部の女子部員によって作られました.

出前ロボットは地区大会では6本の,全国大会では4本の独立した脚があります.
その脚を上下に動かすことによって,高さ70cmの障害物の上を乗り越えることができます.
30段の蒸籠を乗せて,脚を伸ばすと,蒸籠の高さは地面から120cmにもなります.
また,ラック&ピニオンを用いた制振機構で蒸籠のバランスを取りました. 

受取ロボットは,蒸籠を腕で挟んで受け取ります.
受け取った後は,メカナムホイールを用いた移動機構で8方向に移動と超信地旋回をして,机まで運びます.
30段の蒸籠を安定した状態で運ぶことができます. 

地区大会では準決勝まで進み,ネット投票の出前迅速賞と特別賞(田中貴金属グループ)を受賞しました.
そして,全国大会に出場が決まりました.
全国大会では初戦で敗れましたが,出前迅速賞を受賞しました. 

文章:2014年度Aチームリーダ 

レイジオン

地区大会ベスト4,デザイン賞受賞 

安定した蒸籠の配達とかっこいいデザインを備えたロボットがBチームのレイジオンです.

このロボットはスケートボードにのってお客さんのところまで蒸籠を配達する人型ロボットをモチーフとしています.

ロボットの名前である「レイジオン」とは英語の「rage on」のことで「勢いを増す」という意味があります.その名前の通り,勢いと躍動感のある出前を行います.

出前ロボットであるレイジオンにはロボット研究部のデザイン班を中心にデザインした,カッコいい人型ロボットのデザインが施されています.この装飾は「カッコよさ,リアリティ,オリジナリティ」を重視してデザイン,組み立て,塗装まで部員で意見を出し合い,協力して作成しました.

誰もが操縦したくなるかっこいいロボットです.

レイジオンは1度に1枚の蒸籠を安定して配達します.

スラロームゾーン,傾斜ゾーンは前輪のステアリングと後輪の駆動輪を巧みに使い,スムーズに攻略します.
角材ゾーンはクローラーを用いて乗り越え,本体に搭載されたばねによる衝撃吸収機構で蒸籠を落とさずに運びます.

スラローム・角材・傾斜を攻略する中で,人型ロボットの装飾は腕と共に振り子のように揺らすことで,お盆を水平に保つ制振機構としても働いています.
そのため勢いと躍動感のある動きの中で,1枚の蒸籠を落とさずに運ぶことができます.

またこのロボットには3Dプリンタで作成した部品が使われており,複雑なパーツや装飾を可能にしています.

九州沖縄地区大会では躍動感のある動きの中で,安定した蒸籠の配達を行うことで準決勝まで進みました.
またリアリティある人型ロボットのデザイン性が評価され,デザイン賞を獲得しました.

文章:2014年度Bチームリーダ

2013:Shall We Jump?

おんぷちゃん

地区大会ベスト8,デザイン賞受賞 ※2014年解体

ジャンパーロボット

人とロボットの新しいコミュニケーション方法とパートナーシップを実現させたロボットがAチームのおんぷちゃんです.

縄回しロボットはピアノをモチーフとしています.
また,音楽がテーマということでト音記号もつけています.

縄回しロボットは学生のピアノを伴奏するような動きで動作します.
鍵盤部分に取り付けられているPSDセンサをかざすことで移動します.
このピアノを伴奏する動作は高い評価を受けました.

移動は3輪のタイヤによって行います.
そして,このロボットは縄を保持しているだけで,縄回し学生が主に縄を回します.
これら2つの機構のみによってできているので,非常にシンプルに作ることができました.

このロボットの一番の見どころは装飾です.
機構が非常にシンプルかつ軽量に作られているので,重量制限ギリギリまで装飾を施しました.
また,ト音記号が回転することにより音楽を分りやすく視覚的に表現しています.
大会ではその存在感で会場全体を沸かせました.

地区大会では準々決勝まで勝ち進み,デザイン賞を受賞しました.

文章:2013年度Aチームリーダ

縄回しロボット

人とロボットの新しいコミュニケーション方法とパートナーシップを実現させたロボットがAチームのおんぷちゃんです.

ジャンパーロボットは名前の通り音符を基調としたおたまじゃくしをモチーフとしています.
チームメンバーとロボット全員で完走ならぬ「完奏」を目指しました.

おんぷちゃんはジャンパー学生の指揮の動作を認識して,競技を進めていきます.
指揮の動作の認識は,ロボットに付けられた「LEAP MOTION」というモーションキャプチャセンサで行います.
そのため,ロボットにはタブレットPCが搭載されています.

左右2足ずつの4足歩行になっており,直進や旋回などもできます.
また,軽量に作るために足回りは小型に,シンプルに作られています.
歩行機構にはチェビシェフリンク機構を使用しています.

装飾には透明のプラスチックダンボールを使用して,全体のフレームや足を完全に隠してかわいらしさを追求しました.
また,中にフルカラーLEDを搭載することで,ジャンプ時に色彩豊かに跳ぶことができます.
このとき体全体の光る色が,行き帰りで違うということにも注目です.

この競技のメインとなるジャンプ機構にはエアシリンダが2本取り付けられています.
高さ20cmで40回以上ジャンプをすることができます.

折り返しゾーンまでは各ゾーンでジャンプします.ジャンプ時に指揮の動作でしっぽを振り,体全体の色とほっぺたを光らせ,息を合わせて2回連続で跳びます.
折り返しゾーンからは,ゾーン1まで歩行し同様に息を合わせ,縄回し学生と縄回しロボットが回す縄を1回跳びます.
その後ジャンパーがゾーン2で1回跳びます.最後に再びゾーン1で5回連続ジャンプを成功させます.

地区大会では準々決勝まで勝ち進み,デザイン賞を受賞しました.

文章:2013年度Aチームリーダ

跳べ!ライオン君!!

地区大会2回戦進出,シャル・ウィ・ジャンプ賞受賞

全国大会2回戦進出,デザイン賞・特別賞(安川電機様),

シャル・ウィ・ジャンプ賞投票2位 ※動態保存中

縄回しロボット

縄回しロボットはサルをモチーフとしています.

移動は4輪のタイヤによって行います.
縄回し学生が主に縄を回すので,縄回し機構部は縄を保持するだけのシンプルな構造になっています.

サルの移動中に,白い箱からミニライオンが顔を出します.
縄を回すときは縄が引っかからないように自動で箱の中に戻ります.

サルの腕にはシンバルが取り付けられています.
折り返しゾーンからはサルが一定リズムでシンバルを鳴らします.
またこのシンバルをたたくリズムに合わせてサルの身体や玉乗りの玉も上下し,体全体でリズムをとります.

サルのたたくシンバルの音に合わせて縄回しとジャンパーロボットが息を合わせます.
チーム一丸となって競技課題にとりくみます.

地区大会ではWeb投票の結果,シャル・ウィ・ジャンプ賞を受賞し,全国大会に出場しました.
全国大会では2回戦まで進み,デザイン賞と特別賞(安川電機)を受賞しました.

文章:2013年度Bチームリーダ

ジャンパーロボット(ライオン君)

動物的な走りを追求したロボットがBチームの跳べ!ライオン君!!です.

ジャンパーロボットは「ライオン」をモチーフとしております.
本物のライオンのようなダイナミックな動きを目指しました.

エアシリンダを2本用いたジャンプ機構を用いて,高さ40cm程度の大ジャンプをすることができます.
40回以上ジャンプすることができる,高いジャンプ性能を持っています.

またこのロボットの一番の見どころである歩行機構は2年もの開発期間を費やしました.
生き物のような動きをするテオヤンセンリンクを4つ用い,前後の足が交互に地面を蹴り上げることでよりダイナミックな走りを実現しています.
機構,制御両方の観点から様々な改良を行いました.
前足をあげた状態で走る,けんけん走行することもできます.

装飾面でも様々なこだわりがあります.
圧縮空気をためるペットボトルは,たてがみの中に搭載されています.
また目や口・顔が動き,学生とコミュニケーションをとります.
さらにパフォーマンスとして,お座りをすることもできます.

折り返しゾーンまでは各ゾーンで,ライオン君のしっぽの動きで息を合わせ,2回連続ジャンプを行います.その後次のゾーンへと走行します.
折り返しゾーンからは,ゾーン1まで歩行し同様に息を合わせ,縄回し学生と縄回しロボットが回す縄を1回跳びます.
その後ジャンパーがゾーン2で1回跳びます.最後に再びゾーン1で5回連続ジャンプを成功させます.

地区大会ではWeb投票の結果,シャル・ウィ・ジャンプ賞を受賞し,全国大会に出場しました.
全国大会では2回戦まで進み,デザイン賞と特別賞(安川電機)を受賞しました.

追記:2017年4月29日・30日に千葉県千葉市で開催された「ニコニコ超会議2017」に都城高専,群馬高専,金沢高専,奈良高専,小山高専とともに参加し,一般の来場者の方と一緒に縄跳びを行いました.
1分間に40回を飛ぶことができましたが,「1分間に最も多くロボットが縄跳びを跳んだ回数」のギネス記録更新には至りませんでした.

このイベントに合わせて本ロボットをもう1台製作し,現在全国大会仕様の2台が動態保存となっております.

文章:2013年度Bチームリーダ

2012:おおいた学生起業家コンテスト

 iT03 (1号機)

おおいた学生起業家コンテスト(平成24年度開催)のプレゼン資料として製作したロボットです.

名前は"iT03=アイティーゼロスリー(愛称:いとーさん)"といいます.
「ホビーのように誰でも簡単に作れるロボット」がコンセプトです.
そのため大きさ330mm×250㎜×330㎜,重量約4.0kgで製作しています.

足はyadmarisと同様の歩行機構を搭載しています.
そのため2足歩行でスムーズな動きができています.
また,足の後部にタイヤを搭載し,左右それぞれ駆動できるようになっています.
タイヤのみでの走行も可能です.
また,歩行と合わせてローラースケートやムーンウォークなどをしているかのような,おもしろい動きもできます.

ロボット全体としてデザイン性にも配慮しており,特に上半身のフレームの形状にはこだわっています.
まるで人が乗ることのできるコックピットのようになっています.
実際はこのスペースに回路を搭載し,開閉も可能にしています.

おおいた学生起業家コンテストは終わりましたが,今後ともイベントや勧誘活動などでも活用できるように更なる改良を続けています.

文章:2012年度部長 (設計者)

2012:ベスト・ペット

Nice birdie

地区大会ベスト4

「速さとゴールの確実性を重視する」,「ゴールの時の美しさ」を追求したロボットがAチームのNine birdieです.

このロボットはクジャクをモチーフにしています.
ロボットがボールをゴールに入れる姿で,まるでクジャクが羽を広げている様子を表現しました.

このロボットはBチームと同様に,2011年に製作したyadmarisをベースにした歩行機構を採用しています.
高速かつ安定した歩行をするだけでなく,生き物らしい滑らかな歩行を行います.

競技開始と同時に,ロボットは自動で歩行します.
伴走者は歩行しているロボットに沿って歩き,フィールドに落ちているボールをその都度ロボットに補給します.
Nine birdieはボールが補給されると羽と顔が色鮮やかに光り,全身で喜びを表現します.

歩行ルートがそれた際,伴走者はロボットに設置されたPSDセンサに手をかざして誘導します.
Nine birdieには12個のPSDセンサが設置されており,それぞれに動作が割り振ってあるので,
伴走者はロボットの動きに合わせてその都度かざすセンサを変えていきます.

ボールが9個補給されると伴走者はロボットをゴール前へと誘導します.
ゴール前へ到達すると,Nine birdieは釣竿を伸ばし,ボールが入ったカップをゴールの高さへと持ち上げます.
展開機構には3本のラック&ピニオンを用いているため,伸ばす量を調節することができます.

釣り竿を展開し,微調整を終えたのちに圧縮空気を用いてカップからボールを押し出してゴールへと入れます.
9発同時ゴールをできるだけでなく,ボールをゴール付近で発射できるので確実なゴールが可能です.

練習では40秒でパーフェクトゴールを決めることができたほか,
大会ではベスト4まで勝ち進むことができ,勝利した試合ではすべてパーフェクトゴールを決めることが出来ました.

文章:2012年度Aチームリーダ

おさんぽ!ぱっちんGO

地区大会ベスト4

おさんぽ!ぱっちんGOはペットらしい愛きょうと強さの両立を目指したロボットです.

大分の有名なキャラクターである「めじろん」をペットのモチーフとしています.

競技開始と同時に,基本的にフィールドにコの字を描くように伴走者の指示でゴール前まで自動で進みます.
自動で移動している間に伴走者は進路の微調整やボールの回収を行います.
伴走者はロボットに付けられたPSDセンサに手をかざすことで,指示を出します.

左右2足ずつの4足歩行になっており,直進や旋回などもできます.
また,軽量に作るために足本体はシンプルに作っています.
歩行機構にはテオ・ヤンセン氏の歩行機構を改良したものを搭載しています.

装飾はこれまでの球体とは異なり,直方体にすることで今までにないデザインにしました.
また,厚紙で外装を作ることにより,軽量に作ることもできました.

伴走者はボールをロボットの背中に搭載したボール別の補充スペースに入れていきます.
ボールを受け取る際には,めじろんは翼を振り喜びをアピールします.

ゴール前に進んだロボットはゴール前で横に3つ並んだローラーによる発射機構で1球ずつの速いボールを繰り出します.
発射口の角度を変えることで,上下方向のボールの投げ分けを行います.
ボールの制球力を高めるために,発射口の改良は試行錯誤しました.
また,発射するゴールによって赤・青ボールとレインボーボールの投げ分けができます.

地区大会ではベスト4まで勝ち進むことができました.

文章:2012年度Bチームリーダ

2011:テオ・ヤンセン展

yadmaris

大分市誕生100年記念事業・大分合同新聞創刊125周年記念事業
「テオ・ヤンセン展」~風を食べるビーチアニマル~
の開催に合わせて製作した,「大分高専のビーチアニマル」です.

名前は"yadmaris=ヤドマリス"といいます.
県内の各高校・大学がさまざまなビーチアニマルを作る中で,大分高専は「老若男女問わず,誰でも楽しく操縦できるビーチアニマル」をコンセプトに製作を行いました.

人が乗った時の荷重に耐えるフレーム形状にするために,テオ・ヤンセン氏のホーリーナンバーを一部改変した独自のホーリーナンバーを作りました.
脚部自体もアルミ合金で作り,耐久性を向上させました.

yadmarisの操縦は,座席の左右に搭載された2本のレバーで行います.
戦車やショベルカーのように,左右の足を独立して動かしているためです.
レバーの前後だけで,360°思い通りの方向に動くことができます.

後部にはテオ・ヤンセン氏が実際に使っているものと同じパイプで装飾を形作った他,座席には木材を用いて,座っても冷たくないようにしています.
子どもが乗っても安全なように,電源のバッテリー・ギアボックス・足のリンク周辺にはカバーを設けて安全性にも配慮しました.

「第30回大分七夕まつり」では,県内各校のビーチアニマルと共に大分の中心街を練り歩き,途中,モーターのキーが外れるというハプニングにも見舞われましたが無事にイベントを成功させました.
そのあとは,大分市美術館に展示されていましたが,テオ・ヤンセン展の閉幕に合わせ大分高専に返却され,現在はエレベーターホール前に展示されています.

今後は持ち前の耐久性を生かし,高専祭を始めとする学校内外のイベントで活躍していきます.

文章:2010年度部長

2011:ロボ・ボウル

Quick Buster

(オフェンス)

Quick Busterは素早く力強い歩行と遠投の出来るオフェンスロボットと縦横無尽に動き回る事が出来るディフェンスロボットで構成されています.

オフェンスロボットには足,旋回板,捕球機構,投球機構が取り付けられているため歩行,旋回,捕球,投球といった4つの動きが可能です.

オフェンスロボットは2足のピッチ走法によるもので,この年は足を内側に配置することで足を近づけることが出来,直進性も良く,
従来の足と比べると足の歪みが少ないため,相手を楽に押す事が出来る安定した歩行が可能です.

旋回は,足裏に取り付けた旋回板をモーターで回して行います.
足が内側にあるため,旋回板を重心の位置に配置することが出来,その場での旋回が可能です.

ボールの捕球にはプラスチックチューブを用いています.
このプラスチックチューブは熱することで自由自在に曲げることができ,材質自体は柔らかいため,
ボール捕球時にしなる事で衝撃を吸収します.
その後,投球機構へとボールを受け渡します.

そしてオフェンスロボットの1番の特徴が投球機構です.
ラバーマッスル(ゴム製人工筋肉)という軽くて強い優れ物を使用しています.
このラバーマッスルはゴムチューブで出来ており,圧縮空気を入れることにより膨らみ,その分全体的に縮む事で実際
の筋肉と同様に引っ張る方向に力を発揮します.
投球の仕組みは,てこの原理を利用し投石機の要領でボールを投げます.
また,電磁弁を2つ搭載し,ラバーマッスルへの空気量を制御することで2種類の投球が可能です.

作戦としては,相手が前に来る場合は力強い歩行で押しのけて投球し,
フェンス際で待機してる場合はその場で旋回し,左右に振りながら投球します.
また,旋回しながらの投球も可能です.

文章:2011年度Aチームオフェンス操縦者

Quick Buster(ディフェンス)

地区大会出場

Quick Busterは素早く力強い歩行と遠投の出来るオフェンスロボットと縦横無尽に動き回る事が出来るディフェンスロボットで構成されています.

このロボットのコンセプトは,「釣り具による妨害フェンスで相手のタッチダウンを防ぐ」です.
このコンセプトを実現させるために,「体当たりが出来るバンパー」と「高さ4m近くまで伸びる妨害フェンス」を使用します.

このロボットにはディフェンス機構と移動機構にオムニホイールを搭載しています.

オムニホイールとは,通常のタイヤと異なり,タイヤの横方向にも移動が可能です.
これを正三角形の各頂点に配置することで,前・後進時に前のタイヤを動かすことで方向を変える事が出来ます.

ディフェンス機構には,空気の力で伸びる釣り具に布を貼ったものを使用しています.
そして,ディフェンスを行う際にボールが布に当たり,倒れてしまうのを防ぐためにスカートを取り付けています.

文章:2011年度Aチームディフェンス操縦者

Typhoon

(オフェンス)

「見る人にかっこいいと思わせるようなロボット」をテーマにして作ったのが,Bチームのtyphoonです.
アメフトといえば選手同士の熱いタックルが見どころの一つですが,このオフェンスロボットはそれを再現するために作りました.

試合開始後ロボットは一直線にキャッチゾーンへ向かいます.
キャッチゾーンに到達後,スローワーは捕球機構にボールを投げ込みます.
プラスチックチューブでできている捕球機構はボールの勢いを吸収し,ボールの向きを整えロボットのアームの先にボールを装填します.

パスを受け取ったロボットは上半身に取りつけられたアームを高速回転します.
この時ロボットの下半身にはアームと逆方向の力がかかり旋回します.

フィールドで相手ディフェンスロボットをタックルして押しのけるために,オフェンスロボットには捕球機構と同じプラスチックチューブでできたバンパーが取り付けられています.
このバンパーが敵ディフェンスロボットのタックルの衝撃を吸収し,押しのけることができます.
また,足を中心に寄せ足があまりあがらないようにすることで,片足のときに相手ロボットがタックルを仕掛けてきても倒れないような構造になっています.

パスは上半身のアームをダイナミックに回転させ,遠心力を利用し,ハンマー投げのようにボールをきれいに投げます.
アームは高速回転しており,なおかつサイドスローなので相手ディフェンスロボットの妨害を受けにくい軌道のボールを投げることができます.

プラスチックチューブを多用することで,今までのアルミフレームをベースとした直線的なデザインから,曲線を多用した今までにない外見のロボットに仕上がりました.

文章:2011年度Bチームオフェンス操縦者

Typhoon

(ディフェンス)

地区大会出場

「見る人にかっこいいと思わせるようなロボット」をテーマにして作ったのが,Bチームのtyphoonです.

このディフェンスロボットは2輪のタイヤで駆動します.
スピーディーな動きでフィールド内を駆け巡ることができます.
試合開始直後に相手の戦術に合わせ高速にオフェンスロボット前に攻め寄ります.
時には壁際で待機し,相手の投球を待ちます.

試合開始後ディフェンスロボットは高さ5mまでの展開を許されています.
このロボットは釣り具を圧縮空気を使用し,高速に布を展開します.

今年のルールではフィールド内の限られた区域でロボットのバンパー同士の接触が許されています.
このディフェンスロボットのバンパーはスカートから伸びているプラスチックチューブで支えられています.
このチューブは実際にテオ・ヤンセン展で展示されたビーチアニマルに使用された,オランダ製の塩ビパイプです.
スカートの地面との摩擦力,バンパーのしなりによって,このロボットは相手ロボットから動かされません.

typhoonのテーマを満たすため,このロボットにはジャンプ機構を搭載しています.
非常に出力の高いエアシリンダを搭載しており,圧縮空気によってジャンプします.
実際に高さ1mを超える高さまで飛ぶことができます.

重量制限が8kgという非常に厳しい制限の中,ジャンプ機構を搭載することができたのはわけがあります.
それは構造が非常にシンプルだということです.
スカートには非常に軽いカネライトフォームをベースにし,フレームはすべてプラスチックチューブで作りました.
金属パーツをほとんど使っていない,今までにないロボットです.
また布の配色にもこだわっており,見ていて美しいロボットに仕上がりました.

大会では相手の投球をすべて妨害することができ,会場を沸かせることができました.

文章:2011年度Bチームディフェンス操縦者

2010:激走!ロボ力車

千夜激走物語


地区大会ベスト8、デザイン賞受賞

2014年解体

千夜激走物語は,「千夜一夜物語」の物語の1つである「アラジンと魔法のランプ」をモチーフとしています.

この千夜激走物語はランプの魔人型の二足歩行ロボットと,魔法の絨毯をイメージした乗り物,課題クリア用の鍵,そして魔法のランプを模ったコントローラーから構成されています.

二足歩行ロボットは必要最低限の機構だけに止め,無駄をなくしました.
そのためメインとなる足と旋回機構,鍵を保持する機構しか取り付けていません.
装飾は軽くするために発泡スチロールを非常に薄く削って作りました.
旋回機構はヘッケンリンクを応用したものが,足裏に搭載されています.この機構により,魔人型ロボットは勢い良く左右に旋回することが出来ます.

連結ゾーンに到達すると,操縦者以外の二人のメンバーが素早く連結を行います.
連結方法は乗り物である魔法の絨毯についている一本の腕を,魔人型ロボットのお腹に突き刺しワンタッチでの連結が可能となっています.
またこのとき,乗り物に搭載されていた魔法の鍵をロボットに乗せ換えます.
また魔法の絨毯が浮いているような装飾も施しています.
パイロンの回避は足裏に搭載した旋回機構を用いますが,かなり急激に旋回します.

鍵は搭載した段階で,鍵姉に対して丁度良い高さになるように調節しています.そのため,アーチの下をくぐり抜けるだけで,鍵が刺さるようになっています.
この鍵は上下二段に合計五本,刺さる部分があり,そこが鍵穴に刺さります.このとき「返し」がついているので,一度刺さった鍵が抜ける事はありません.
ちなみに鍵に乗っているお猿さんはアラジンの相棒と言う設定です.

この千夜激走物語はこのアラジンの世界観を表現した装飾やその軽快な走りが評価され,九州地区大会ではデザイン賞を受賞しました.

文章:2010年度Aチームリーダー

お神輿ぱっちんGO

地区大会準優勝
全国大会1回戦出場
動態保存中(外装がふかふかのタオル地になって‘‘大めじ”と改して愛されてます)

大分らしいロボットを作ろう,というコンセプトで作ったのが,Bチームのお御輿ぱっちん号です.

大分の人気者「めじろん」が,「府内城」を模した乗り物に乗っている大友宗麟を引っ張るというロボットです.

競技開始と同時に,めじろんの外装を載せた2足歩行ロボットがスタートします.この外装は発泡スチロールでできており,直径1200mmの球形ながら,比較的軽く作られています.
しかしながらその重量はたびたび問題となり,地区大会と全国大会の間に大規模な軽量化が行われるほどでした.
それでも重心が高く左右によたよたと揺れてしまいますが,すばやく7.5mの2足ゾーンをすばやく駆け抜けることができます.

2足ロボットが連結ゾーンに入ると,府内城の乗り物との連結作業です.
何度かデザイン変更が行われた府内城ですが,全国大会ではリアルな府内城の造形で,周囲の注目を集めました.
連結部分は「後ろから差し込むだけで簡単確実連結」をめざし,スムーズな連結を行うことができます.
また,2足歩行時の安定性を増すために鍵は最初から付けていないので,この段階で装着します.この鍵は,大友宗麟の家紋が装飾としてあしらわれており,大分をアピールします.

連結後,めじろんは自力で旋回してゴールを目指します.
めじろんは足には旋回機構がついていません.胴体と脚部フレームがラック&ピニオンで連結されており,胴体を乗り物で固定した状態で内部の脚部を回して足の方向を変え,旋回を行います(文章では伝わりにくくてすいません).
この機構により,2足ロボット単体では旋回できませんが,連結後は,ほぼその場でぐるぐると回れるほど旋回できます.

最後の鍵の挿入ですが,地区大会からの「カギと言えば一本だろう」というコンセプトを貫き,全国大会にも挑みました.
装着時から鍵穴の高さにフック部分の高さを合わせてあり,通過するだけで鍵差しが完了できました.
また,多少位置がずれても差しこめるように先端形状を工夫しています.
さらに,フック部分が刺さってロボットから鍵が離れると変形し,大友宗麟の家紋がついた鍵がさらに刺さる,という二段構えの構造でした.

全国大会では初戦敗退という結果に終わりましたが,その後に行われたエキシビションマッチでは持ち前の圧倒的な存在感とスムーズな歩行,旋回能力を発揮し,会場を沸かせることができました.

文章:2010年度Bチームリーダー

2009:DANCIN'COUPLE

8 O'clock P.M.

地区大会デザイン賞

「大会を見に来てくれた人に楽しんでもらおう」というコンセプトから,この8 O'clock P.M.を製作しました.モチーフは,「ドリフターズ」による「ヒゲダンス」です.ロボットは,2足の手動機と4足の自動機で構成されています.

競技が始まると,手動機はカボス(=プレゼント)を取得します.このとき,手動機の腕は高く上げることができ,手に持ったサーベルでカボスを突き刺すようにしてカボスを取得します.それから,手動機は腕を下げ,サーベルのつばを上下させることにより自動機の受け皿にカボスを渡します.

カップルが成立しペアダンスに入りますが,手動機と自動機はどちらも,ヒゲダンスをする機能を備えています.肩の部分にスライダリンクを用い,歩行しながらの肩上下はヒゲダンスそのもので,会場の笑いを誘いました.また,ドリフターズのコントを再現する,ということでプレゼントを使った「フルーツサーベル受け」も行いました.自動機の受け皿にバネが付いており,その力でフルーツを投げ飛ばし,手動機のサーベルで突き刺します.

ヒゲダンスを行いながらステージへ接近し,自動機がスロープを展開して2台のロボットが150mmの段差を上ります.そして,8 O'clock P.M.の大技,リフトを行います.自動機の巨大なアームで手動機を持ち上げることで,カボスを持った手動機の腕の高さはスターポールの高さを越えるので,そのままプレゼントを置くこともできます.

文章:2010年度部長

不屈のダンスマスター

地区大会出場

不屈のサンバマスターは,若い男女のカップルを模したサンバロボットです.男性側の手動機(ピーター)と女性側の自動機(ドロシー)の,サンバが育むラブストーリーをテーマとしました.手動機,自動機共に2足ですが,リフトとローリングジャンプに挑戦しました.

手動機は,リフトをする際の安定感を確保するために非常に重いロボットになっています.正面に大きな太鼓を持ち,叩きながら歩行します.プレゼント保持,及びリフト用の腕を持っているほか,150mmの段差を越えるために足裏にエアシリンダーを装備していました.

自動機はローリングジャンプに特化したロボットで,ゴムとラック&ピニオンを用いたジャンプ機構と,アクセルジャンプのような回転運動を与えるための機構が外見上の大きな特徴です.自動機自体も軽く作られ,通常の歩行もすることができます.

プレゼントは,男性(手動機)から女性(自動機)に渡され,男性側の告白を意味しています.内部にモーターが入っており,競技課題「スターカップル」を行う時に蓋が開き,中から女性側の返事が出てくることでストーリー性を深めています.

文章:2010年度部長

2008:ROBO-EVOLUTION 生命大進化

祭だぱっちん号

地区大会ベスト4、デザイン賞受賞
全国大会ベスト8、デザイン賞受賞  ※
2014年解体 

このロボットは、多足歩行ロボット、お御輿、二足歩行ロボットの三つのロボットから構成されています。スタート時には、これらが全て合体し、1つのロボットになっています。

お御輿には、カボスと温泉の装飾をしています。お御輿の中には二足歩行ロボットが格納されています。また、多足歩行ロボットには高崎山の猿の装飾をしています。お御輿を担いだ多足歩行ロボットは、鈴の音を響かせながら豪快に歩行します。パイロンを一周した多足歩行ロボットは、ハードルの上空にスロープを架けて、お御輿を変身ゾーンへと送ります。

変身パフォーマンスが始まると、めじろん型の二足歩行ロボットが、カボスを割って中から登場します。カボスから出てきためじろんは、足に取り付けられたエアシリンダで「めじろんダンス」に合わせてダンスを踊ります。20秒の変身パフォーマンスを終えためじろんは、小鳥のようなかわいらしいよちよち歩きで、ゴールを目指します。

ロボットの足は、多足歩行ロボットも二足歩行も、共にチェビシェフリンク機構で構成されています。また、二足歩行ロボットは、内部に重心移動装置を備えています。この重心移動装置を動かす事で、安定した歩行を可能にしています。更にエアシリンダと組み合わせて、進む向きを変える事が出来ます。

全国大会では、1回戦のタイムアタックで1分23秒でゴールし、決勝トーナメントに進む事が出来ました。そして、地元の特色を生かした装飾と、確実にゴール出来る安定性が評価されて、デザイン賞を受賞しました。

文章:2009年度部長

走象主

地区大会ベスト8

走象主は象の形をしたロボットで、前半分が二足歩行ロボット、後半分が多足歩行ロボットでできています。スタート時は多足歩行ロボットにより歩行し、前半分の二足歩行ロボットを変身ゾーンへ送り出します。分離された二足歩行ロボットは完全な人型形態に変形し、ゴールを目指します。

多足歩行ロボットは、リンク機構により、ゾウのような重量感のある四足歩行を行います。ロボットの重心にある旋回専用の足を軸にロボットが回転し、方向転換します。多足ロボットの背中には、大分をアピールするパフォーマンスボックスがあります。二足ロボットと分離するときは、ラック&ピニオンで前方にロボットを送り出して、高さ20cmのハードルを越えます。

変身パフォーマンスでは、二足ロボットが完全な人型に変形し、さらに多足ロボットの背中にあるパフォーマンスボックスがひな壇のように展開します。ボックスからは、大分の特産物(干ししいたけ、ふぐ、カボス、地獄蒸しプリン)、名所(夢大吊り橋、九重花公園、アフリカンサファリ、別府八湯)やサンフラワーなどが現れます。

二足歩行ロボットは、人間と同じ関節(腰・膝・足首)があり、各関節にサーボモータが付いています。各モータの角度を調整し、ロボットの重心を左右に移動させながら、足を前へ踏み出す動作を交互に繰り返して、人間さながらの歩行をします。歩行時には目が緑色に光ります。

文章:2008年度部長

2007:風林火山 ロボット騎馬戦

※この年からA,B両チーム製作するようになりました。 

無敵大名ソーリン

地区大会ベスト4、デザイン賞受賞

本ロボットは、大型の手動ロボットと小型の自動ロボットから構成されており、2台のロボットが合体を行い、合体後のロボットの高さが2mまで展開することが最大の特長となっています。また、足回りのオムニホイールによる縦横無尽な動きや、腕の回転ローラーによる素早い旗の奪取もロボットの特長となっています。

自動ロボットの方は、合体後に動作を開始し、相手が床に落ちた自分の旗を復活させるのを防ぐために、相手の旗を自動ロボット内に格納する回転取り込みローラーが特長です。

戦法は、素早い合体動作を行った後、足回りのオムニホイールにより縦横無尽に動き回ったり、ベルトによる昇降機構でロボットの高さを変幻自在に変えたりして、相手ロボットを翻弄し、強力な回転ローラーで相手旗を素早く奪取するなどです。巨大でパワフルなロボットが、腕をのばし旋回しながら相手の旗を奪取する様は圧巻です!!

文章:文章:2007年度部長

ローリングぱっちんGO!

地区大会ベスト8、アイデア賞受賞
全国大会1回戦出場、アイデア賞受賞

このロボットの特徴は、素早い足回りを備えた2台の同じロボットが相手に素早く近づき、2台のコンビネーションを駆使して、速攻で相手の旗を奪うところです。

このロボットの足回りはクローラーを使用しています。相手に乗り上げた状態からすばやく復帰できることや相手に押し負けないグリップ力を出すためにクローラーにしています。ロボット本体は、緑色の布でロボットのフレーム全体を覆っています。これは、相手ロボットの腕がフレーム内部に入り、破損するのを防ぐためです。また、布の色は大分高専カラーの緑を基調に、大分高専ユニフォームと同じロゴ、1台ごとにそれぞれ大分の名物の絵(温泉、カボス、しいたけ)が入っています。この布の中身は、高圧線の鉄塔を参考にしたフレームになっています。この構造はシンプルで頑丈な割に重量は軽くなっています。ロボットの腕は、長さ1.2mで、ウォームギアを使用して上下に回転できるようになっており、高さ2mまでのどんな位置からでも旗を取ることが出来ます。 旗の奪取は、高速回転するローラーを使用しています。旗はつかんで持ち上げると時間がかかり、高い操縦精度が必要となります。そこで、ローラーの回転を利用して相手の旗を上空に打ち上げることで手間が少なく操縦が楽になります。 

そして、このロボットの最大の見所は、どの方向に倒れてもロボットが素早く起き上がれるところです。今回の競技ではロボット同士のぶつかり合いが多いことから、当然、ロボットの転倒も考えられます。その際、転倒から復帰するために前後方向に倒れた場合は、ロボットの腕の回転を利用して起き上がり、横方向に倒れた場合は、ロボットの下部側面に付いてある赤(黄)色のバンパーを利用して起き上がります。このバンパーは発泡スチロールなので軽く、加工が容易です。半円上の形に加工することで、この円周上に沿って前後方向に転がり、そこから腕の回転を利用して起き上がることができます。

全国大会では1回戦で負けてしまいましたが、起き上がり機能を試合中に披露できました。この機能を評価され、全国大会ではアイデア賞を受賞しました。

追記:このロボットは2009年3月に「日本-オーストラリア ロボットフェスティバル」にてデモンストレーションを行い、オーストラリア国立科学技術センター(クエスタコン)に寄贈されました。

文章:2008年度部長 追記:2009年度部長

2005:大運動会

高床式ぱっちん号

地区大会ベスト4、技術賞受賞
全国大会3回戦進出、特別賞(安川電機)受賞

大分高専が初めて全国大会に出場した時のロボットです。当時の部長の「正確に、高速に、強いロボットを作る」という方針から高床式ぱっちん号ができました。

ロボットの構造は、はしご、平均台、ハードルとロボット自体の寸法が制限され、かつ高さが増すこれらの障害物に対応するため、ロボットの前・中・後部に各一対、計6本の車輪つきの折りたたみ式延長足を持っています。またロボット本体中央はΠ状に切り取られており、その内部に平均台渡り棒走行用のクローラが設置されています。中央と後ろの延長足の車輪は動力付で、前足にはキャスターがついています。これらの機構をうまく利用することで、タイムロスが大きいと予想される平均台とハードルのうち、特にクローラを用いて平均台の高速クリアが可能となっています。

自動機の方は、壁までの移動は、市販のモータドライバで左右の回転数を合わせることでまっすぐ進み、所定の足場(下から2段目)の2本の足場をアームでつかみます。アームを基準に本体を持ち上げ、本体上部に取り付けたバトン用アームを更に伸ばしゴールにバトンを挿入します。足場を基準とするため、きわめて正確にゴールまでバトンを持っていく事が出来ます。

文章:2008年度部長

2003、2004、2006(写真のみ)

2003:鼎(かなえ) 

SAT

地区大会2回戦出場

2004:マーズラッシュ 

フォボスとデイモス

地区大会ベスト4、アイデア賞受賞

2006:ふるさと自慢特急便

Revolution

地区大会1回戦出場

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